スイスの金融規制機関であるFINMAは、7月1日から同国の大規模銀行、保険会社を対象に、気候リスクについての定量・定性的情報開示を義務化する。開示する気候関連情報はTCFDの提言に沿った内容を元とする。TCFDに基づく気候情報開示は、EUが3月に公表したサステナブルファイナンス情報開示規則(SFDR)の中でも求められている。
FINMAは現行の銀行と保険会社それぞれを対象とした情報開示ルール(Disclosure)を公表しており、それを改定する。対象となる金融機関はFINMAが分類するカテゴリー1、および同2の金融機関となる。UBSやクレディスイス、チューリッヒ保険、スイス再保険等が含まれる。
いずれもスイス金融界の中心を占める金融機……
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