気候関連財務リスクの情報開示のTCFDは、「気候関連の指標、目標、移行計画」に関するガイダンス案を公表した。気候リスク・オポチュニティに関する先を見越したフォワードルッキングな情報開示を求めるためとしている。対象となる指標は、Scope3、金融機関の投融資に占めるカーボン排出量(Financed Emissions)、カーボン関連資産の適用拡大等が軸になる。 IFRS財団が進める国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)のフレームワークとの整合性も意識しているとみられる。
TCFDは2017年に提言を公表後、2020年にシナリオ分析と、リスク管理についてのガイダンスを公表している。今回のガイダンス案はそれに次ぐ。コンサルテーションは7月7日まで受け付ける。新ガイダンスは、これらの意……
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