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東京建物、不動産業界では初となる個人向けサステナビリティボンド100億円発行へ。グリーンビルディングと、高齢者、子育て世代等向け住宅等に充当(RIEF)

2021-07-02 13:50:59

tokyoキャプチャ

 

 東京建物は1日、個人投資家向けにサステナビリティボンド100億円を今月中に発行すると発表した。資金使途は同社の保有物件であるグリーンビルディングのほかに、高齢者向け住宅等を対象とし、環境と社会性の両面に充当する。同社は、これまでにもグリーンボンドやサステナビリティボンド等を発行しており、ESG債発行としては4回目。個人投資家向けは初めて。

 

 (写真は、サービス付き高齢者住宅や保育所等を併設する東京・北青山の「ののあおやま民活棟」のエントランス等)

 

 ボンドの期間は7年。主幹事はみずほ証券が担当する。ボンドの評価については日本格付研究所(JCR)が国際資本市場協会(ICMA)のサステナビリティボンドガイドラインへの適合を付与している。

 

 資金使途先の物件は同社保有不動産4件。①Hareza Tower(東京・東池袋)②中野セントラルパークサウス(東京・中野)③ Brillia ist Tower勝どき(東京・中央)④ののあおやま民活棟(東京・北青山)。

 

 このうち、①②③はいずれもDBJ Green Building認証で5つ星を取得しているグリーンビルディング。また③には子育て世帯向け住戸が100戸(全体は536戸)設けられ、認定こども園や小児科クリニック等も併設し、社会性にも配慮している。④はサービス付き高齢者向け住宅や、地域の待機児童問題に対応する保育所、訪問看護事務所等も備えている。

 

 東京建物では、「SDGsのターゲットイヤーである 2030年頃を見据えた当社の長期ビジョンに基づくESG経営の高度化を推進するとともに、グループ全体で積極的にサステ ナビリティ施策に取り組んでいる。 当社のサステナビリティ施策への取り組みについてより幅広く認知していただくため、 個人投資家を対象としてサステナビリティボンドを発行する」とコメントしている。

https://pdf.irpocket.com/C8804/ZhsL/h3eZ/sM16.pdf