金融安定理事会(FSB)は気候変動による金融リスクを評価し、対処するための「気候ロードマップ」を公表した。マップは、①企業の情報開示制度②気候関連情報のグローバルな利用③気候変動による脆弱性の分析④気候リスクを金融安定に反映させる規制・監督ーーの4点からなる。気候変動情報開示のグローバルベースのフレームワークづくりと、開示される気候情報の品質、利用可能性の改善を目指す。FSBは同ロードマップを、先週末に開いたG20(20カ国財務相・中央銀行総裁会議)に報告した。
FSB議長のランダル・クオールズ米連邦準備理事会副議長は「今回の気候ロードマップは、情報開示のグローバルベースラインの設定と、気候情報の利用可能性と品質の改善を通して、G20での共通原則やベストプラクティス、各国に共通する……
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