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ニッセイアセットマネジメント。投融資先の温室効果ガス排出量を計測・開示する国際的イニシアティブ「PCAF」に参加、日本の金融機関で2件目(RIEF)

2021-07-15 12:16:58

Nisseiキャプチャ

 

  ニッセイアセットマネジメントは、金融機関の投融資を通じた間接的な温室効果ガス排出量を計測・開示を目指す国際的なイニシアティブ「Partnership for Carbon Accounting Financials (PCAF)」に参加した。日本の金融機関のPCAFへの参加は、みずほフィナンシャルグループに次いで2機関目。

 

 PCAFは「グローバルカーボン会計基準(GCAS)」の設定を目指している。40各国以上から130以上の金融機関が参加している。主要7カ国(G7)を中心に「2050年ネットゼロ」を政策目標に掲げる国が増え、金融機関による投融資先の温室効果ガス(GHG)排出量把握と削減への働きかけが求められている。金融機関にとって、投融資に伴うGHGの計測、把握が課題となっている。https://rief-jp.org/ct1/115894?ctid=67

 

 PCAFは、2015年にオランダの金融機関が中心になり、金融機関蛾抱える資産クラスの温室効果ガス排出量を把握し、会計的に開示できるようにする取り組み。PCAFにはグローバルな環境・社会銀行等で編成する「Gloal Alliance for Banking on Values(GABV)」の参加金融機関のほか、欧米の主要金融機関も参加している。

 PCAFがGCASで評価対象を目指す資産クラスは、①上場株と債券②企業向けローン③商業不動産④住宅ローン⑤自動車ローン⑥プロジェクトファイナンス、の6分野。PCAFは商業銀行のほか、投資銀行、開発銀行、資産保有機関/資産運用機関(投資信託、年金基金、クローズドエンド型ファンド、投資トラスト)、保険会社等への適用を前提としている。

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