HOME |米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事。気候シナリオ分析を金融監督および金融システム全体のプルーデンス政策に取り入れる考えを強調。金融機関向けの共通ガイダンスも(RIEF) |
Brainardキャプチャ

 

  米連邦準備理事会(FRB)理事のラエル・ブレイナード(lael Brainard)氏は、個別金融機関の監督にだけでなく、金融システム全体の安定のために、気候変動リスクを把握するシナリオ分析を活用する必要性を強調した。大手金融機関に対しては気候関連ポートフォリオの削減に資するための監督上のガイダンスを示す考えを示した。

 

  ブレイナード氏は7日にボストンで開いた会合で演説した。同氏は、気候関連の自然災害等で米国では過去5年間で6300億㌦(約69兆3000億円)以上のコストが生じていると影響の大きさを指摘。新型コロナウイルス感染拡大の様に、外部から生じるリスクは突然、膨大な金融的コストを引き起こす可能性があるとした。

 

 「パンデミックで明ら……

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