HOME8.温暖化・気候変動 |脱炭素へのトランジション(移行)の遅れで、デフォルトリスク平均10%増。ガス部門は100%近く。Moody'sが報告。経産省の「トランジション指針」はリスク増幅の懸念も(RIEF) |
Moody'sキャプチャ

 

   2030年代を通じて、温室効果ガス(GHG)削減へのトランジション(移行)の取り組みが遅れる場合、世界全体で、さらにはすべての産業セクターで、デフォルト率が平均10%上昇するとの推計が公表された。特にガス部門のデフォルト率は100%に近づくという。「トランジション」と銘打ちながら、GHG排出量を30年時点で20 %前後の漸減にとどめる日本政府の「トランジションファイナンス指針」に準拠すると、逆に倒産リスクを高めることになる。

 

 推計は、信用格付大手のMoody'sのESG部門であるMoody's ESG  Solutionが「Ready or Not? Sector performance in a Net Zero World」と題したレポートで示した。

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