HOME |欧州委員会、トランジション・タクソノミーの取りまとめ作業を先送り。炭素集約型産業の「中間的な位置づけ」と、移行期間の「有害性評価」の明確化に隔たり(RIEF) |
EUcommissionキャプチャ

 

   欧州委員会が年内に予定していたサステナブルファイナンス・タクソノミーをトランジション(移行)活動に拡大するとりまとめ作業が、2022年に延長されることになった。関係筋によると、基本的事業活動が持続可能でない炭素集約型産業(鉄鋼や天然ガス等)の中間的な位置づけと、有害性評価との関連を明確にする作業に時間がかかっているという。日本では経済産業省等が今年5月にトランジションファイナンス基本指針を公表したが、EUが懸念する移行過程の有害性等には全く触れていない。

 

 トランジション・タクソノミーの制定については、欧州委員会のサステナブルファイナンス・プラットフォーム(PSF)議長のネイサン・ファビアン氏がソーシャルメディアで明らかにした。PSFは欧州委から「タクソノミー・エクステンション・レ……

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