HOME8.温暖化・気候変動 |欧州排出権取引制度(EU-ETS)のカーボンクレジット(EUAs)価格、先週末から一気に12ユーロ前後も下落。投機筋のあおり買いが霧散。実需は強く、上昇基調は消えず(RIEF) |
EUA00333キャプチャ

 

 欧州の排出権取引市場(EU-ETS)のクレジット(EUAs)価格は先週、一時、最高値の1トン当たり90ユーロ台をつけたが、週末に下落した動きを受け、今週に入っても下落し、一時、78ユーロ台にまで下がった。投機筋を中心とした急速な市場の上昇で、100ユーロ台目前とみられていたが、一気に12ユーロ、13%の価格を下げたことになる。

 

 米ICE取引所のEUA先物価格のベンチマーク(21年12月物)の14日の相場は、取引開始直後は82ユーロ~83ユーロ台だった。ほどなく、前週末と同様の下げ基調となり、一気に5ユーロ前後下げて78.29ユーロまで下がった。その後、売られすぎとの判断から実需の買いが入り、79ユーロ台に戻している。

 

 79ユーロ台は今月……

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