HOME |米証券取引委員会(SEC)クレンショー委員、企業・金融機関は「ネットゼロ宣言」の一方で、行動が伴わず「ウサギの穴」に入っている、と指摘。企業を動かす情報開示の重要性を強調(RIEF) |
Crenshawキャプチャ

 

  米証券取引委員会(SEC)のコミッショナーの一人、カロライン・クレンショー(Caroline Crenshaw)氏は14日、COP26に向けて主要な企業や金融機関が「ネットゼロ」宣言に踏み切ったことを評価する一方、宣言に見合う具体的な行動が伴っているのかとの疑問を発し、「まるで『ウサギの穴』入っているみたいだ」と指摘した。本来の目的(排出削減の達成)から逸れて、宣言をすることで満足し、そこから行動しないことの意味だ。

 

 同氏は14日、Center for American Progressとシェラクラブ共同のオンラインセミナーで演説した。その中で、COP26を契機に世界中の多くの企業が「ネットゼロ」を宣言したことに触れ、「一見、いいニュースに見える」とした。

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