IFRS財団は16日、サステナビリティ情報開示のフレームワークづくりのため新規設立した国際サステナビリティ基準審議会（ISSB）の初代議長に、仏ダノンの前会長兼CEOのエマニェル・ファベール（Emmanuel Faber）が就任すると発表した。期間は3年。同氏の就任は年明け1月1日付となる。議長の決定で、市場の関心は他の理事ポストの配分に移る。

 

　ファベール氏は、今年3月まで7年にわたって仏大手食品企業のダノンの会長兼CEOを務めた。グローバル経営に腕を振るうと同時にサステナビリティを取り込んだ経営手腕で知られてきた。ダノン時代も、 One Planet Business for Biodiversity coalitionのメンバーを務めたほか、 退任後、G7のインパクト・タスクフ……

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