米証券取引委員会(SEC)は格付会社の手掛けるESG関連業務が、本来の信用格付業務との間で利益相反(conflicts of interest)を引き起こす潜在的リスクがあるとする見解を公表した。内外の格付機関は本来の信用格付業務に加えて、ESG債市場等でのセカンドオピニオン業務や企業のESG評価業務等を手掛けているが、ESG市場の競争激化の影響により、信用格付の方法論やリスク評価とは整合しないESG評価を行うリスク等があると指摘している。日本でも、格付会社がESG債評価業務を展開しているが、SECの指摘を吟味する必要がある。
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