欧州排出権取引(EU-ETS)市場でのカーボンクレジット(EUA)価格が2日、初めて1㌧当たり90ユーロ台に乗せた。一時、94.21ユーロまで上昇した。上昇率は一日で5.10ユーロという大きな跳ね上がりになった。欧州委員会がサステナブルファイナンスのタクソノミー法案に、原発とともに天然ガスの基準を緩めて導入する案を決めたことから、天然ガス火力増設に伴うクレジット需要が増大するとの市場の見通しが相場を押し上げた形だ。
Intercontinental Exchange(ICE)のEUA先物の2日の取引価格は一時、94.21ユーロまで上昇した。その後、93.76ユーロに戻った。終日、90ユーロ台をキープした。
同クレジット価格は、昨年12……
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