HOME |EUの欧州証券市場監督局(ESMA)、ESG格付・同評価の妥当性を検証するコンサル開始。格付業者、評価される企業を対象。「グリーンウォッシュ」抑制で、格付業務規制を視野に(RIEF) |
ESMA002キャプチャ

 

 EUの欧州証券市場監督局(ESMA)は3日、EU市場でESG格付を提供する事業者および格付を利用する企業を対象として、ESG評価事業の妥当性を検証するコンサルテーション(Call for Evidence)を開始した。欧米ではESG市場の拡大に伴い、グリーンウォッシュ、ESGウォッシュの懸念も高まっており、金融監督の視点からESG評価事業のルール化を求める声も出ている。ESMAは今回のコンサルを踏まえて、欧州委員会に対してESG格付機関・業務の規制を求めるとみられている。

 

 ESMAは2021年1月、現在、規制対象となっていないESG格付やデータ評価事業が、ESG関連の金融商品やサービスに投資する民間の取引に対して潜在的なリスクとなっている可能性を指摘。「ESG格付の市場は、利益相反(……

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