東京ガスは、3月中にもトランジションボンドを発行すると発表した。発行額は約200億円。資金使途の大半は、天然ガス発電所向けのLNG基地建設費。ネットゼロへのトランジション目標としては2030年時点でCO2排出量1700万㌧削減を掲げる。現状比約44%削減。ただ、同社のトランジションは「石炭→天然ガス」であり、EUが同じ期間に「天然ガス→ネットゼロ」を目指すのに比べると、「10年遅れの目標」を掲げる形だ。
東京ガスは今回のボンド発行を「都市ガス事業者として国内初のトランジションボンド」と強調するとともに、経済産業省のモデル事業に認定され、補助金を得たことを公表している。自らのボンド発行を「脱炭素社会の実現に向けた移行期の需要側を含む低・脱炭素化促進のための新たな資金調達手段」と位置付け……
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