HOME |JERA、東ガス、日航のトランジションボンド発行企業、債券市場不安定の中で、JERAは発行延期、東ガス、日航は「トラニアム(トランジションの割り増しプレミアム払い)」に直面(RIEF) |
Carbonpricingworldbankキャプチャ

 

 わが国の炭素集約型企業が相次いで宣言したトランジションボンドの発行の足並みが乱れている。3月に発行を予定していたJERAは債券相場の不安定を理由に発行延期を発表した。一方、東京ガス、日本航空は3月1日発行の条件を発表したが、日航は発行額を半減させ、東京ガスは2020年に発行したグリーンボンドの金利より約7割アップでの発行となる。グレニアム(グリーン性のプレミアム)ならぬ「トラニアム(トランジションの割り増し払い)」が顕在化した形だ。

 

 債券市場は、米国の金融政策の引き締めの一方で、ウクライナ情勢の悪化等の影響も重なり、相場の動向が不安定に推移している。米国の金利引き締め観測の影響で、一時、債券市場の金利は上昇していたが、ウクライナ情勢の悪化で、先進国の国債に買いが広がり、日本の債券相場……

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