国連総長の気候特使を務める前イングランド銀行総裁のマーク・カーニー氏は、ロシアのウクライナ侵攻と関連する地政学的な動きで、金融機関による、石炭、天然ガス等の化石燃料事業からの資本離れの動きが当面、遅れるとの見方を示した。その結果、すでに大気中の温室効果ガス濃度は危険なレベルに達しているが、さらに今後数年、上昇を辿るとの懸念を示した。化石燃料ファイナンスが持続することにより、座礁資産が増加し、移行過程の重要度が増すとも指摘した。
同氏は、自らが主導した、グローバルな金融機関のネットゼロ取り組み促進のための「グラスゴーネットゼロ金融連合(Glasgow Financial Alliance for Net Zero:GFANZ)」が発足以来、1年を迎えたタイミングで、Bloombergの……
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