HOME4.市場・運用 |欧州中央銀行(ECB)、欧州委員会が進める欧州版の銀行自己資本比率規制(CRR/CRD)改定案への気候・環境リスク評価盛り込みに「強い賛意」示す(RIEF) |
ECB001キャプチャ

 

 欧州中央銀行(ECB)は欧州委員会が進めている銀行の国際自己資本比率規制(バーゼルⅢ)のEU版であるCRR3/CRD6案に、気候・環境リスクを盛り込む改定内容に対して、賛成意見を公表した。欧州委案は、バーゼルⅢに基づくEUの関連法制改定に際して、気候・環境等のESGリスクについて、銀行及び銀行監督当局に対して、ストレステストの実施を含め、バーゼルⅢの「3つの柱アプローチ」のうち、第2の柱(金融機関の自己管理と監督上の検証)において、義務付けることを求める内容だ。

 

 バーゼルⅢの国際適用は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、1年遅れの2023年1月から段階的に実施することになっているが、EUはさらに適用開始を2025年からに遅らせ、その後に段階的用する方針だ。

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