グリーンボンド等のESG債の今年の発行額が昨年(2021年)とほぼ同規模にとどまるとの見通しを、Moody'sが公表した。ロシアのウクライナ侵攻に伴う資源価格の大きな変動、インフレ懸念等が影響するとみられる。すでに今年第一四半期のESG債(GSSS債とも呼ぶ)の発行額は2030億㌦で前期比11%減、前年同期比で28%減とブレーキがかかっている。ウクライナ紛争の解決のメドは現時点で見えないが、Moody'sは、市場の乱高下が収まると、ESG債市場は回復に向かい、グリーンボンドだけでなく、ソーシャルボンドの増加が期待されるとして、年間を通した発行総量は前年並みの1兆㌦台を確保すると予測している。
同社の当初の今年のESG債予測では、前年より30%前後増加し、1兆3500億㌦に達するとみて……
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