HOME4.市場・運用 |日本公認会計士協会、グリーンボンドの資金使途報告書の保証業務に乗り出す。「グリーンウォッシュ懸念」等に対応。セカンドオピニオンとは別建てで、ボンド発行後の信頼性評価(RIEF) |
JICPAキャプチャ

 

 日本公認会計士協会は、グリーンボンドの資金使途報告書の保証業務に乗り出す。同ボンドは、ESG債の中核的存在だが、一部でグリーンウォッシュ懸念も出ている。特に日本国内でのグリーンボンドの発行では、EUのようなグリーンタクソノミーが不在で「グリーン性」にあいまいさが漂ううえに、現行のセカンドオピニオンも形式化しているとの批判もある。会計士協会では、同ボンド発行後の資金使途の適格性を保証することで、グリーンボンド市場の拡大・普及に資すると判断しているようだ。

 

 同協会では現在、「グリーンボンドの保証業務に関する実務指針」の公開草案を公表し、市場関係者の意見を徴集している(5月27日まで)。同案を成案として、今後の保証業務に活用する考えだ。保証の対象とするESG債は、当面はグリーンボンドに限定……

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