フランス政府は初のインフレ連動のグリーン国債を発行した。発行額は40億ユーロ(約5500億円)。期間15年債で、EUの消費者物価指数(タバコを除外)に連動する。グリーンボンド等のESG債は欧米で広がるインフレ懸念のために発行が鈍っているが、インフレ連動債ということで、欧米の投資家需要が殺到、発行額を約7倍も上回る応募となり、応募者利回りの低下でグリーニアム(グリーン性のプレミアム)も発生した。
フランスの国債庁(AFT)は2017年以来、定期的にグリーン国債を発行している。今回のインフレ連動グリーン国債には、40億ユーロの発行額に対して、200以上の機関投資家から総額275億ユーロの応募があった。クーポンレートは0.1%だが、応募殺到によって利回りは12bps下がって、グリーニアムが……
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