野村アセットマネジメントのロンドン拠点の幹部が、投資先企業に対して、ESG課題での株主提案の可能性を表明し、市場関係者の間で話題を集めている。同社は、昨年11月に「議決権行使基準」を改定しており、ESG課題への取り組みの実現を促すために行っているエンゲージメント活動を取締役選任議案に反映させる方針を打ち出している。同社幹部は、同方針に基づいて、すでにグローバルベースで約150社の投資先企業に対し、気候変動対応で世界の気温上昇を「1.5℃」とする目標設定のエンゲージメント活動を展開していると明かした。
「株主提案の可能性」に言及したのは、同社の株投資責任者のTom Wildgoose氏。ESG専門メディアのインタビューに答えた。同氏は「われわれはまだ最初の株主提案を決定したわけではな……
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