今年第一四半期のグローバル市場でのグリーンボンド等のESG債の発行額は前年同期比20%を上回る減少だったが、途上国・新興国市場(EM)での発行額は逆に同13%増であることがわかった。前期比では22%増。ESG債市場だけでなく、グローバル債券市場はロシアのウクライナ侵攻後の金利上昇等の影響で、発行額が減少しているが、途上国・新興国でのグリーン事業、ソーシャル事業等は引き続き堅調に推移しているといえる。
Moody's Investors Serviceが推計した。それによると、グローバルなEM市場でのESG債発行額は340億㌦(約4兆5560億円)で、前年同期比13%増だった。先進国等を含めたESG債市場全体の発行額は2030億㌦で同11%減、前期比で28%減とブレーキがかかった形に……
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