HOME5. 政策関連 |バーゼル銀行監督委員会(BCBS)、気候関連金融リスクの監督・管理上の18原則を公表。シナリオ分析、ストレステストも盛り込む。各国金融監督当局の「共通ベースライン」に(RIEF) |
BIS1キャプチャ

 

 バーゼル銀行監督委員会(BCBS、通称バーゼル委員会)は15日、中央銀行や金融監督当局、および金融機関が気候関連金融リスクを監督・管理するための18の原則で構成する「気候金融リスク管理監督原則」を公表した。金融機関が抱える気候関連金融リスクに対応する「共通ベースライン」と位置付けている。金融機関に対しては、気候関連金融リスクを評価・定量化して、内部資本と流動性の評価プロセスに盛り込み、その評価に際してストレステストの実施を求めている。

 

 BCBSは昨年11月に「原則の公開草案」を公表。パブリックコメントを踏まえて、今月初めに、原則の制定で合意していた。今回正式に公表した原則は、国際的な銀行と、各監督機関の監督指針用の共通ベースラインにするとする一方で、気候リスク分野での不確実性や対応策……

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