ESG事案の課題を抱える企業は、1年以内に株価が最大7.5%下落の異常損失に直面し、典型的な企業の場合で平均時価損失額は約4億㌦になる可能性がある、との分析を、Moody's Analyticsが公表した。 同社は世界中で発生したESG関連事案(例、独フォルクスワーゲンの排出データ偽装事件等)をベースにスコア評価を実施、それに基づいて試算した。ESG要因の企業価値への貢献については、あいまいさが漂うが、ESG関連事案の顕在化は、株価下落に直結することを示した形だ。
Moody's Analyticsの分析は、「The Business Impact of ESG Performance」と題したレポート。マネジング・ディレクターのDouglas Dwyer氏が執筆した。
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