HOME5. 政策関連 |欧州証券市場監督当局(ESMA)、ESG格付機関と同データ提供事業者の調査報告。対象産業、企業、データの低カバー率等の「欠点」を指摘。規制導入を後押しか。金融庁との違い鮮明(RIEF) |
esmaキャプチャ

 

 EUの欧州証券市場監督当局(ESMA)はEU域内で活動する企業向けのESG格付事業者、ESGデータ提供事業者、ユーザー企業の3者を対象とした調査結果をまとめた。その中で、ユーザー企業が共通認識とするESG格付事業等の「欠点」として、対象産業、企業、個別データ等のカバー率の不足をあげ、ESG格付・データ等の使い易さと妥当性に基本的な課題がある、と指摘した。ESG評価機関等の扱いを巡っては、日本の金融庁は行政指導による「行動規範」の設定を目指しているが、EUではこれらの事業の「基本的な欠点」を踏まえて、法的規制の導入が有力視されている。

 

 ESMAは、昨年11月に、世界の金融市場監督当局で構成する証券監督者国際機構(IOSCO)がESG市場等で活動するESG格付やESG情報提供事業者の役割……

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