スウェーデンの中央銀行「リクスバンク（Riksbank）」は市場調整の金融政策で実施する債券購入プログラムのうち対象社債について、TCFDの勧告に基づく温室効果ガス排出量の情報開示を条件とすることを決めた。9月から実施する見通し。欧州中央銀行（ECB）等は、社債購入プログラムでのグリーンボンド等を購入しているが、対象社債の条件にTCFD適合の情報開示を求めるのは初めて。

 

　社債発行企業に求めるTCFD適合条件は、スウェーデン国内企業のスウェーデンクローナ建て社債で、対象企業の温室効果ガス排出量のうち、Scope1、同2の排出量を明示したものとする。現在、リクスバンクの債券購入プログラム残高9650億スウェーデンクローナ（SEK : 約12兆6300億円）のうち、社債額は120億SEK（……

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