気候・サステナビリティ情報開示の国際的なフレームワークの土台となってきた「気候関連財務情報開示タスクフォース（TCFD）」の役割が終了する見通しとなった。同分野の国際共通情報開示のフレームワークづくりを担うIFRS財団の国際サステナビリティ基準審議会（ISSB）が年末にも正式に公表する基準を受けて、TCFDからISSBへの「バトンタッチ」を来年年明けにも完了するとの方向性が示された。

 

　各紙の報道によると、「バトンタッチ」について、金融安定理事会（FSB）議長のクラース・ノット・オランダ中央銀行総裁が記者会見で述べた。TCFDはマイク・カーニー前英イングランド銀行総裁がFSB議長に際に、G20の意向を受けて設立した民間ベースのタスクフォース。マイケル・ブルームバーグ氏がリーダーを務め……

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