IFRS財団の国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は21日、前日に続いて初理事会の2日目の議論を行った。公開している気候・サステナビリティ両分野の基準案(S1、S2)の主要なテーマに対して、市場関係者等から寄せられた意見を踏まえ、各理事が自分の意見を披歴する自由討議の形で進められた。
基準案に対してグローバルなステークホルダーから寄せられたコメント・質問等数は約3万2000件に達した。このうち、理事会では、事務局が分類した10分野のテーマごとに意見を交換した。冒頭、エマニエル・ファベール議長は「(今日は)決定するための議論ではない。自由に意見を言ってもらいたい」と促した。
主な論点は、両基準案の中核開示項目であるTCFDの4項目の……
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