金融庁と日本銀行は26日、3メガバンク及び大手3損保グループ と連携して、気候リスクを評価する共通シナリオ分析の試行的取り組み(パイロット・エクササイズ)の実施結果を公表した。シナリオ分析は、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の気候・サステナビリティ情報開示でも開示が求められているため。共通シナリオ分析導入に対しては、経団連が反対の意向を表明していることから、両機関は取り組みの趣旨は、「定量的な評価を行うことを目的とするものではない」とした。ただ、検討内容は、個別のシナリオ分析の限界を示す内容となっている。
両機関が試行取り組みで採用した共通シナリオは、NGFS(The Network for Greening the Financial System:金融システムのグリーン……
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