HOME4.市場・運用 |欧州中央銀行総裁のラガード氏、「気候変動はインフレ要因」と断言。干ばつ等での世界的な食品価格上昇を指摘。金融政策に活用する経済モデルや内部格付に気候リスクを盛り込む(RIEF) |
Lagardキャプチャ

 

  欧州中央銀行のクリスティーヌ・ラガード( Christine Lagarde)総裁は、「気候変動の影響で自然災害が激化し、干ばつや飢餓が世界中で広がっていくと、物価へ影響するだろう。われわれ(中央銀行)はそうしたことを考慮する必要がある」と述べた。気候変動がインフレ要因であることを明確に指摘した。同氏の発言は、気候変動の影響で現在、世界中に広がっている干ばつの影響で食料価格が上昇していることを踏まえたもので、さらに、ロシアのウクライナ侵攻で天然ガス等の化石燃料価格の高騰によるインフレ要因も加わっている点を強調した。

 

 ラガード氏はフランスの雑誌「Madame Figaro」のインタビューに答えた。同氏は、「今後も、気候変動による災害や干ばつ、飢饉が世界中で増えていくと、(その影響は)……

申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。

ログイン