HOME4.市場・運用 |国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)「14番目の理事」は、中国出身の前世界銀行副総裁。中国勢2つ目のポスト。副議長も兼務。日本、アジアのリーダーの座を中国に奪われる形に(RIEF) |
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  IFRS財団は31日、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の理事の最後の枠に、前世界銀行副総裁で財務責任者だった中国出身のジンドン・ファ(Jingdong Hua)氏を指名した。同氏はISSBの第二副議長も務める。これで14人のISSB理事は全員出そろったことになる。中国からは日本より1人多い2人が選出され、その一人は副議長ということで、アジアのリーダーシップを中国がとる形だ。日本の理事任命が経済産業省、金融庁等の間での調整難航で遅れた間に、中国勢はアジアでの主導権を確実に固めたといえる。

 

 ISSB議長のエマニエル・ファベール氏(フランス)は、14人の理事が全員出そろったことを受けて、「ISSBのチームがそろった。この多様で経験豊かな人々と共に働けることを喜んでいる。われわれ……

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