HOME |欧州排出権取引制度(EU-ETS)のクレジット(EUAs)価格、8月末の最高値更新から、一気に3割減少し、70ユーロ割れ。エネルギー需給の先読み不透明感の高まり反映か(RIEF) |
EUAs001キャプチャ

 

 欧州排出権取引制度(EU-ETS)のクレジット(EUAs)価格が、8月後半に、100ユーロ寸前までの最高値を付けて以来、下落に転じ、6日には70ユーロを割り込む水準にまで30%近く下がった。エネルギー価格の高騰、インフレ高進等の影響から、エネルギー需給の先が読めなくなっていることが大きいとみられる。夏休み明けに予定されていたEU-ETSの制度改革をめぐる欧州理事会と同議会、委員会との調整による決定も、10月に先送りされている。

 

 EUAsの先物を取引しているインターコンチネンタル取引所(ICE)市場では、8月19日に、制度発足以来の最高値である97.67ユーロを付けた。100ユーロ台乗せ目前となったが、その後、下落一辺倒となり、今月6日には69.57ユーロと、70ユーロ台も割り込んだ。……

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