脱炭素の中核技術として、カーボン回収・利用・貯留(CCUS)技術に関心が集まるが、現在、世界中で取り組まれているCCS・CCUS事業の大半は、想定を下回る稼働状況であるとの調査結果が公表された。天然ガス開発で稼働しているケースでも、CCS稼働用の電力量が増えるためCO2排出量はかえって増える。仮に同技術が想定通り機能したとしても、Scope3排出量の削減には効果はなく、同技術で化石燃料火力発電を稼働延長させることは、重要な金融リスクと技術リスクを高めると警告している。
米シンクタンクの「Institute for Energy Economics and Financial Analysis(IEEFA)」が「The Carbon Capture Crux : Lessons Le……
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