HOME10.電力・エネルギー |「脱炭素」の期待高まるCCS・CCUS技術の多くは想定通りの稼働せず。世界の主要CCS事業13件のうち3件は中止・延期。想定通りはノルウェーの2件のみ。米シンクタンクが分析(RIEF) |
CCS001キャプチャ

 

  脱炭素の中核技術として、カーボン回収・利用・貯留(CCUS)技術に関心が集まるが、現在、世界中で取り組まれているCCS・CCUS事業の大半は、想定を下回る稼働状況であるとの調査結果が公表された。天然ガス開発で稼働しているケースでも、CCS稼働用の電力量が増えるためCO2排出量はかえって増える。仮に同技術が想定通り機能したとしても、Scope3排出量の削減には効果はなく、同技術で化石燃料火力発電を稼働延長させることは、重要な金融リスクと技術リスクを高めると警告している。

 

 米シンクタンクの「Institute for Energy Economics and Financial Analysis(IEEFA)」が「The Carbon Capture Crux : Lessons Le……

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