HOME |英Climate Bonds Initiative(CBI)、トランジションファイナンスの判定条件第一弾としてセメント産業版を公表。2050年に排出ゼロ。製造工程の一部でScope3算出も要求(RIEF) |
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 英非営利団体のClimate Bonds Initiative(CBI)は5日、炭素集約型産業の脱炭素化に資するトランジション(移行)ファイナンスの判定条件(クライテリア)整備の第一弾として、セメント事業の確定版を公表した。主な点は、全工程での2050年の削減目標をゼロに設定したほか、製造工程の一部ではCO2排出量について上流部門のScope3も評価対象に加える。従来のグリーンボンドのように資金使途先事業のグリーン性を評価することに加えて、同産業の企業を評価するサステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)向けの企業評価の条件も設定する。

 

 ICMAのグリーボンド原則(GBP)等が産業・事業別のクライテリアを欠くのに対して、CBIはこれまで独自で事業単位のクライテリアを設定してきた。これに……

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