HOME5. 政策関連 |OECD、国際共通のトランジションファイナンス・ガイダンス公表。ウォッシュ懸念払拭で、「中間」含む目標設定、タクソノミー等の活用と10の重要要素。Scope3開示をルール化(RIEF) |
OECD001キャプチャ

 

  OECDは国際的に共通となるトランジションファイナンス・ガイダンスを公表した。同ファイナンスの最大の課題はトランジション(移行)を目指す企業の移行計画の情報不足と、計画の比較可能性の乏しさによる、グリーンウォッシュの懸念にあると指摘。これらの課題を克服するため、①移行計画に温度目標、ネットゼロ、中間目標を盛り込む②産業別のパスウェイ(道筋)、技術ロードマップ、タクソノミーの活用③気候関連の重要業績指標(KPIs)はライフサイクルGHG排出量をカバーし、削減目標と情報開示にはScope3を盛り込む――等の10の重要要素を示した。

 

 トランジションファイナンスについては、ICMAがクライメートトランジションファイナンスハンドブックを公表しているほか、CBIも目下、高炭素排出産業を対象とし……

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