HOME |国連・国際民間航空機関(ICAO)、2050年ネットゼロ目標を採択。現行の2020年排出量上限化を大幅に延長・強化。持続可能な航空機燃料(SAF)利用や電動航空機の実用化等がカギ(RIEF) |
ICAO002キャプチャ

 

  国連専門組織の国際民間航空機関(ICAO)は7日、カナダで開いていた総会で、国際航空機からのCO2排出量を2050年までに実質ゼロとする目標を決定した。2023年までは19年の排出量を上限とし、24年以降は19年比で15%削減、30年以降にさらに削減率強化を目指す。目標には強制力はなく、各国政府が目標に沿った国内規制を定めるかどうかが求められる。目標達成のためには、バイオ燃料等の持続可能な航空機燃料(SAF)の開発・利用、電動航空機等の技術開発、運航管理の合理化の3手段の加速と低コスト化がカギとなる。

 

 ICAOは、カナダのモントリオールで2週間にわたって第41回ICAO総会を開催していた。最終日の7日、国際航空機全体の「長期グローバル野心的目標(LTAG)」を2050年ネットゼロ目……

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