HOME |神戸製鋼子会社の米ミドレックス社、スウェーデン製鉄ベンチャーから、グリーン水素による「直接還元鉄(DRI)」製造プラント受注。「グリーン製鉄」本格展開へ(RIEF) |
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 神戸製鋼所は12日、米子会社ミドレックス・テクノロジーズがスウェーデンの製鉄ベンチャーH2グリーンスチール(H2GS AB)から、水素だけで鉄鉱石から鉄鋼原料の直接還元鉄(DRI)を製造するプラントを受注したと発表した。受注したプラントは世界初の100%水素直接還元鉄プラントで、年産能力210万㌧、2025年の稼働を目指す。同時に、神戸製鋼はH2GS ABへの出資も決めた。「グリーン製鉄」に向けて本格的に踏み出すことになる。

 

 ミドレックスは米ノースカロライナ州シャーロット氏を拠点とする中小規模の鉄鋼会社だが、鉄鋼製造に際して高炉に頼らず、これまで主に天然ガスを利用して鉄鉱石を還元するDRIプラントを世界全体で約90基、開発してきた。同社はこのDRI技術で世界の約6割のシェアを持つ。1……

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