国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は21日、年末までに成立を目指す気候・サステナビリティ情報開示基準の焦点の一つである温室効果ガス(GHG)排出量の開示対象に、Scope1+2に加え、Scope3も含めることで、理事会が合意したと発表した。サプライチェーンでのGHG排出量も企業の開示対象とすることには、企業取引の裾野の広い主要企業に懸念があるが、企業のGHG排出量に占めるScope3排出量の多さから、原則開示を貫く。企業によって開示が困難な場合等は、国ごとに「セーフハーバールール」を設けることを認める方針だ。
(写真は、モントリオールで開いたISSB第二回理事会に出席した議長のファベール氏㊨と、副議長のロイド氏㊧)
 ……
申し訳ありません。 この記事は会員限定です。閲覧権限を与えたユーザーにのみ、記事全文を公開しています。続きをご覧になりたい方は下記フォームよりログインをお願い致します。