南米のウルグアイは同国初となるサステナビリティ・リンク国債(SLB)を発行した。国によるSLBの発行は同じ南米のチリに次ぎ2カ国目。資金使途は、国内の森林資源保全による温室効果ガス(GHG)排出量削減事業に投じる。期間12年のうち、重要業績指標(KPIs)には国全体のGHG排出量と、保全する森林地域を設定、想定通りにKPIが改善した場合と、そうならなかった場合とで、金利をそれぞれ追加・減少させる2方向のサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPT)を設定した。
通常、SLBは設定したSPTを達成した場合に、金利を引き下げるStep-down方式と、達成できなかった場合に引き上げるStep-up方式のどちらかをとる。金利優遇を最初に設定するか、達成後に設定するかの違いになる。こ……
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