オーストラリアの証券投資委員会（ASIC）は27日、同国の証券取引所（ASX）やロンドンAIM市場に上場している同国のエネルギー・スタートアップ企業が、証券取引所に提出した開示資料でのサステナビリティ関連の声明が虚偽の内容を含む「グリーンウォッシング」だとして罰金を科した。資産運用企業等でのグリーンウォッシングの摘発は米国等で相次いでいるが、企業の上場資料での「ウオッシュ」指摘はあまり例がない。

 

　罰金を受けたのは、Tlou Energy社。罰金額は5万3280豪㌦（約500万円）。すでに同社は支払った。Tlou社のウェブサイトによると、同社はアフリカ南部のボツワナで太陽光発電やガス火力発電事業等の発電事業を展開している。最近では太陽光の再エネ発電を活用した水素製造事業も手掛けていると……

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