国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は3日の理事会で、開発中の気候・サステナビリティ開示基準案と、その他のサステナビリティ分野の基準との相互運用性(Interoperability)を議論した。その結果、EUが開発を進める「欧州サステナビリティレポーティング基準(ESRS)」を相互運用性の対象とし、ISSBの気候情報開示案が示すSASBの産業別基準案との整合性を求めた。一方、米証券取引委員会(SEC)が進める気候情報開示規則案との相互運用性については言及していない。米国での政治的対立に配慮したようにみえる。
同日の理事会は1日から開いている補助的理事会の最終日。ISSBの開示基準の主要論点の一つである他の基準との相互運用性で基本的なスタンスを整理した。
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