HOME5. 政策関連 |EU理事会、企業サステナビリティ情報開示指令(CSRD)を承認。成立へ。企業活動の「ダブルマテリアリティ開示」を基本に。EU市場で活動する大手の日本企業等も対象に(RIEF) |
EU001キャプチャ

 

 EU理事会は28日、「企業サステナビリティ情報開示指令(CSRD)」を最終的に承認した。同指令案はすでに欧州議会で採択されており、理事会の承認により、非財務情報開示指令(NFDR)を発展させたCSRDは成立した。同指令により、EU企業、およびEU市場で一定の活動規模を持つ非EU企業はともに、温室効果ガスのScope3を含むサステナビリティ情報に加え、企業活動が社会のサステナビリティに及ぼす重要な影響も含めた「ダブル・マテリアリティ」の開示を義務化される。

 

 CSRD案は今月10日の欧州議会本会議で採択されていた。理事会承認によって正式に成立したことで、EU加盟各国は同指令に基づいて自国の法制を18カ月以内に整備することになる。すでにNFDRでの開示を実施しているEU内の大企業は、202……

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