英非営利団体のClimate Bonds Initiative(CBI)は、炭素集約型産業の鉄鋼産業の脱炭素化に資するトランジション(移行)ファイナンスの判定条件(クライテリア)と政策ガイダンスを公表した。セメント産業に次ぐ第2弾。2030年までに現在の高炉生産方式の71%が更新を迎え、大規模な再投資が必要になるとし、これらの高炉を電炉に切り替えることが「鉄鋼脱炭素化」の基本手段としている。既存の高炉設備については、操業時期に応じて2030年までにとるべき脱炭素手段の割合を設定。バイオマス混焼、CCS、CCUSについても定めている。
CBIは炭素集約型産業を脱炭素化させるトランジションファイナンスのためのクライテリア整備作業を、パリ協定の「1.5℃目標」と整合させるため、鉄鋼、基礎化……
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