HOME |昨年(2022年)のグローバル市場のESG債発行、前年比約2割減。2011年以来の市場縮小。金利引き締めによる債券市場全体の低迷を反映。グリーンボンド減少率は少な目にとどまる(RIEF) |
ESGBond004キャプチャ

 

 昨年(2022年)のグローバル市場でのグリーンボンド等のESG債の発行規模は、前年比で19%減と2割近く減少し、総額8450億㌦(約11兆1600億円)にとどまった。資本市場でのESG重視を象徴するESG債市場が前年比で減少するのは、2011年以来、初めて。米国中心に金利引き締めが続く中で債券(フィクスドインカム)市場全体の発行量減少の影響を、ESG債も受けた形だ。ESG債の種類ごとでは、新規債券として前年に急成長したサステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)の減少率がもっとも大きく
、市場規模の大きいグリーンボンドの減少率は最小だった。

 

 (上図は、2014年以来のグローバル市場でのESG債の発行量の推移)

 

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