国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は1日、現在進めているサステナビリティ・気候の両開示基準と各国の国別基準との整合を検討する「Jurisdiction Working Group(JWG)」の議論の概要を公表した。この中で、新興国の企業が、理事会で合意した気候情報開示でのScope3情報の開示に伴う救済措置を支持しているとの報告が示された。Scope3の情報開示は新興・途上国でのサプライチェーンがもっとも影響を受けるとみられるが、JWGがこれらの国々の企業による救済条項支持のスタンスを示したことで、Scope3開示への理解は、より固まったといえる。
ISSBの最新のJWGは昨年末の12月12日に開いた。JWGには、ISSB議長のエマニエル・ファベール氏や副議長のスー・ロイド氏……
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