HOME4.市場・運用 |国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)のサステナビリティと気候変動の両情報開示基準。中国、英国、カナダ等は完成後、国別基準として導入の方針。日本も対応迫られる(RIEF) |
ISSB001キャプチャ

 

  国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)のサステナビリティと気候変動の両情報開示基準が最終局目に入っているが、完成後の両基準をそのまま国別基準として導入方針を明確にする国が増えてきた。すでに英国やカナダ、中国等が同方針を示していることがわかった。基準は6月末にも成立する見通しで、それを受けて途上国等も採用に踏み切ると見込まれている。これとは別にEUや米国は、ISSB基準に独自の基準を上乗せ、あるいは準拠する方向だ。日本はいまだ方向感を明確に示していない。

 

 ISSBの両基準は、各国共通のグローバルベースラインとしての設定を目指している。毎月開く理事会で、昨年3月に公表したドラフト案の修正作業を積み上げており、今月の理事会が最後の調整の場になる。そのうえで、6月末にも完成版を公表する……

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