HOME4.市場・運用 |回収したCO2を貯蔵せず、ポリエステル繊維やペットボトル等に転換する「CCT(カーボン回収転換)」事業の米ベンチャー企業がナスダック上場。カーボン回収事業で初の米市場上場(RIEF) |
Lanzatechキャプチャ

 

 CO2を回収した後、CCS(カーボン回収貯留)事業のように地中に埋めるのではなく、繊維やペットボトル等の生活物質に転換する「カーボン・回収・転換(CCT)」事業の米ベンチャー企業がナスダックに上場した。CCSを含め、CO2回収事業の企業が米証券市場に上場したのは初めて。CCSでは貯留事業の適地確保や貯留後の管理等が課題となるが、CCTはそうした課題がなく、回収したCO2を微生物活用手法等で他の有価物に転換するサーキュラーエコノミービジネスとしての事業化拡大を目指している。

 

 ナスダック(Nasdaq)に上場したのは米ベンチャー企業でシカゴを拠点とする「LanzaTech Global(ランザテック社)」。2005年の創業で、同社はこれまで米特別買収会社(ブランク・チェック・カンパニー)……

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