
欧州のアルセロール・ミタル(ArcelorMittal : AM)と日本製鉄が昨年9月に、インドで石炭を還元に活用する高炉2基を新たに建設する計画を打ち出したが、同高炉は気候変動対策で求められるCCUSや水素還元等の脱炭素措置を明確にしておらず、先進国で鉄鋼業界が講じる脱炭素対応策に比べて「2スピード脱炭素」アプローチになると警告するレポートが公表された。同レポートはAMが欧州で取り組む脱炭素策と同等の対応がインドの新規事業にも講じることを、今春の株主総会で投資家から求められる可能性があると強調している。AMと合弁を設立する日鉄も同じ立場にあり、グローバルに、鉄鋼業界の内外脱炭素政策の整合性が問われる形だ。
レポートを作成したのは米シンクタンク 「The Institute fo……
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